全般性不安障害

全般性不安障害には特徴的な症状がありません。「不安」とは「対象のない恐怖」と定義されます。「不安」は危険を察知した時に現れるものであり、生活していくうえで必要なものです。通常、安全が確認されると速やかに消退するため、生活するうえで著しい支障となることはありません。しかし、この不安がコントロールできないほど過剰で強く、理由が定まらず、持続するようになると苦痛や支障は大きくなります。全般性不安障害では多彩な症状がみられます。

精神症状

落ち着かない、集中できない、記憶力が悪くなる感じがする、根気がなくなる、些細なことが気になる、イライラして怒りっぽくなる、人に会うのが煩わしい、取り越し苦労が増える、寝つきが悪くなる、途中で目が覚める、など

身体症状

頭痛、頭重、肩こり、しびれ、ふるえ、動悸、息切れ、喉のつかえ、吐き気、疲れやすい、もうろうとする感じ、自分の身体ではないような感じ、など

治療

抗うつ薬、抗精神病薬、抗不安薬、などを組み合わせた薬物療法が中心となります。薬物が過剰にならないように注意することが必要です。薬物に偏りすぎないためにも、精神療法が重要になります。精神療法では、認知療法、行動療法、森田療法などを取り入れます。認知療法としては、不安や恐怖のもとにある「自分または身近な人が大きな災難にあうのではないか」などの過った不適応的な考えを見つけて、現実的・客観的に否定して適切な考えに置き換える「認知再構成」が中心に行われます。行動療法としては「呼吸訓練法」「リラクゼーション法」などが組み合わせて行われます。

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