「こころの病気」には、一時的な障害や持続的な障害がありますが、大半が脳の機能障害によるものと考えられています。原因もさまざまで、過労や人間関係などの生活環境による心因性のものもあれば、内因性疾患と呼ばれるその人の素質的なものが原因となるものもあります。内因と心因とが複合的に原因となっている場合もあります。
「こころの病気」による患者さんの困りを取り除くため、治療を行います。お困りの症状の背景には脳の機能障害が存在することが多いため、薬を使った治療をお勧めすることもありますが、治療方針はご本人と相談の上で決定します。
また、こころの病気は適切な治療をすれば治癒にいたるものも多いのですが、数ヶ月程度の時間がかかるので見通しが立たず不安になる方もいるかと思います。治療中は随時、予想される経過についてご説明いたします。
以下、具体的なこころの病気のご説明です。
主な取り扱い疾患
Disease
双極性障害(躁うつ病)bipolar disorder
うつ病depression
パニック障害・広場恐怖症panic disorder・agoraphobia
社交不安障害・特定の恐怖症social anixienty disorder・specific phobia
全般性不安障害generalized anxiety disorder
強迫性障害obsessive-compulsive disorder
心身症・身体表現性障害psychosomatic disorder・somatoform disorder
適応障害adjustment disorder
急性ストレス障害・PTSDacute stress disorder・PTSD
発達障害developmental disorder
自閉症スペクトラム障害autism spectrum disease
注意欠陥多動性障害(ADHD)attention-deficit hyperactivity disorder
統合失調症schizophrenia
認知症(物忘れ)dementia
睡眠障害(不眠症)insomnia