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皮膚科専門医の阿部佳奈美医師が診察いたします。
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ご挨拶
皮膚科を担当いたします皮膚科専門医の阿部佳奈美と申します。
皮膚科医として大学病院に勤務し、幅広い疾患、患者様を担当してまいりました。その経験を活かし、皆様の皮膚のお悩み解消のお役に立てればと思っております。
当科は予約制ですので、待ち時間が少なく、じっくりお話を伺いながら診察できることがメリットです。
女性医師ならではの丁寧、細やかな診察を心がけております。
病気について、原因、治療期間、薬の使い方や塗り方など、ご不明な点やお困りの点はなんでもお伝えください。
当院の心療内科・精神科でかかりつけの方も、皮膚科だけかかりたい方も、ぜひ気軽にご相談ください。
※当院は保険診療のみの取り扱いとなります。美容医療(自費診療)はおこなっておりません。
皮膚生検・手術などの外科処置はおこなっておりません。
下記に説明いたしました病気以外でも診察可能ですので、まずはご相談ください。
当院で対応できない疾患の場合は近隣病院へのご紹介を検討いたしますので、ご相談ください。
湿疹
どんな病気?
ひふが赤くかゆくなる病気です。紅斑(あかみ)、丘疹(ぶつぶつ)、落屑(ふけ)など様々な症状がでます。
どんな年齢の方にも生じます。原因が明らかでかぶれによるものは接触皮膚炎、乾燥によるものは皮脂欠乏性湿疹などの名前がついています。
治療
かゆみの原因となるものがある場合は除去が最優先です。
症状に応じて、ステロイド外用薬を使用します。かゆみが強い時は抗ヒスタミン薬の内服をおこなうこともあります。
乾燥している場合は保湿剤を使用します。
皮膚搔痒症
どんな病気?
皮膚に見た目上なにも変化はなくても、皮膚がかゆくなる病気です。
中高年で多い疾患です。
糖尿病、腎臓病、肝臓病などに合併して生じることもあります。
原因ははっきりわかっていませんが、乾燥を合併していることが多いです。
治療
症状に応じて、保湿剤の外用、抗ヒスタミン薬の内服をおこなうことがありますが、なかなか症状の改善が難しい病気です。
じんましん
どんな病気?
境界がはっきりとした地図状の隆起した膨疹(ぼこぼこした赤み)ができ、かゆみを伴う病気です。
一般的には数時間~24時間で皮疹がなくなるといわれています。
6週間以上症状が続く(皮疹の出現を繰り返す)場合は慢性蕁麻疹と呼ばれます。
じんましんの原因に応じて、機械性蕁麻疹、寒冷蕁麻疹、温熱蕁麻疹、日光蕁麻疹、遅発性圧蕁麻疹、水蕁麻疹など様々な名称がついています。
7割程度が原因不明とされ、感染症や薬剤、ストレスがきっかけになることが多いと言われていますが原因の特定は難しい病気です。
治療
抗ヒスタミン薬の内服をおこないます。
慢性蕁麻疹の場合は内服薬を調整して、症状がでないようにコントロールします。
尋常性ざ瘡(にきび)
どんな病気?
毛穴がつまり細菌が増えることで起きる病気です。赤や白のぷつぷつとした丘疹ができ、痛みを伴う場合もあります。
治療
抗生物質の内服や外用をおこないます。
また毛穴のつまりを改善するために、ピーリング(角層をむく)作用のある外用薬を使用します。
ピーリングの外用薬は外用初期にひりつき、乾燥、赤みなどの症状がでることがあります。皮膚のターンオーバーを考えると、3か月間は外用続けることをおすすめします。
ヘルペス
どんな病気?
単純ヘルペスウイルスの感染症により生じる病気です。唇、性器などにできやすく、限局した小水疱ができ、ぴりぴりとした痛みを伴います。
疲労・睡眠不足・ストレスなどで頻繁に再発することもあります。
治療
抗ウイルス薬を内服します。現在はPIT療法という、初期症状(ぴりぴり感)の時点で内服を開始する治療方法もあります。
帯状疱疹
どんな病気?
からだの左右どちらかに、帯状に紅斑、水疱、痂皮ができる病気です。痛みをともなうことがほどんどですが、痛みを感じない場合もあります。
50歳以降で発症しやすくなります。
神経節に潜伏していた水痘帯状疱疹ウイルス(幼少期にみずぼうそうにかかることで潜伏します)が、老化やストレスなどで、免疫が低下することをきっかけに活性化して症状がでます。
治療
抗ウイルス薬を内服します。後遺症を残さないためにも、早めの治療開始が重要です。
痛みに応じて、痛み止めを併用する場合があります。
帯状疱疹後神経痛の場合は、長期間痛み止めを内服することもあります。
足白癬・足爪白癬(みずむし)
どんな病気?
白癬菌の感染症です。
足白癬の場合は足底や指の間のかわがむけたり、足の裏に水疱ができたり、がさがさになったりします。
足爪白癬の場合は足の爪が白く濁ったり、厚くなったり、もろくなったりします。
顕微鏡検査ですぐに診断することができます。
治療
足白癬の場合は抗真菌薬の外用治療、足爪白癬の場合は外用治療・内服治療があります。
足白癬の場合は3か月程度外用が必要になります。
足爪白癬の場合は治療方法によって治療期間が異なります。外用治療の場合は1-2年、内服治療の場合は3-6か月です。
アトピー性皮膚炎
どんな病気?
肌のバリア機能が低下していることで、乾燥や炎症をおこしやすい慢性的な病気です。
子供から大人まで症状がでることがります。
肘、膝、わきなどにかゆみのある湿疹が繰り返しできます。
治療
保湿をしながら、症状に応じてステロイド外用薬を使用します。
かゆみが強い場合は抗ヒスタミン薬を内服します。
脂漏性皮膚炎
どんな病気?
頭皮、おでこ、頬などの脂漏部位とよばれる場所に、繰り返し紅斑(あかみ)、鱗屑(ふけ)、かゆみなどをきたす疾患です。
赤ちゃん、中高年に生じやすい疾患です。
体質的な皮膚炎であり、一度治っても繰り返すのが特徴です。
原因は詳しくわかっていませんが、マラセチアというカビが関与していると言われています。
治療
ステロイド外用、抗真菌薬の外用を行います。
再発しやすい病気なので、再発防止のために抗真菌薬を使用します。
尋常性疣贅(ウイルス性のいぼ)
どんな病気?
ヒト乳頭腫ウイルスによる感染症です。
手足に茶色~黒色の丘疹や結節(ぼつぼつ)が多発することが多いです。通常かゆみや痛みはありません。
小児から大人まで罹患します。
ウイルスが皮膚の小さな傷から侵入して感染するといわれています。
治療
液体窒素による凍結療法を1-2週間に1度おこないます。ヨクイニン(ハトムギ種子抽出物)内服を併用することもあります。
治療期間は個人差がありますが、複数回の処置が必要となります。
脂漏性角化症(老人性のいぼ)
どんな病気?
顔面や体幹に生じるややもりあがった茶色い皮疹です。
20歳頃から生じ、加齢により増加していきます。通常痛みやかゆみはありません。
ダーモスコピーという拡大鏡で診断できます。
治療
良性のできものですので、必ずしも治療が必要ではありません。
整容的に気になる場合は、凍結療法を複数回おこなうことででっぱりはとることができます。
老人性色素班(しみ)を合併している場合は、凍結療法で茶色い色味をとることはできません。
胼胝・鶏眼(たこ・うおのめ)
どんな病気?
慢性的な物理的な圧迫により、皮膚が過角化しておきる病気です。
うおのめは肥厚した角層の中心が芯のように皮膚ふかくに侵入していて、痛みをともなうことがあります。
治療
痛みがある場合はメスで削ります。
かたくなるのを防ぐために、角質をやわらかく保つ外用薬を併用することもあります。
尋常性乾癬
どんな病気?
皮膚の免疫の異常により、皮膚のターンオーバーが異常に亢進する慢性的な病気です。
頭皮、関節部、ウエスト周囲など全身にかさかさした赤い皮疹がでて、ふけを伴います。
中高年に生じやすい病気で、欧米化した食生活、飲酒、肥満、喫煙などが関連しているともいわれています。
治療
ステロイド外用、ビタミンD外用をおこないます。
掌蹠嚢胞症
どんな病気?
手のひら、足裏に紅斑(あかみ)、膿疱(ぶつぶつ)、鱗屑(かわむけ)などが生じる慢性的な疾患です。
喫煙、虫歯、扁桃炎、金属アレルギーなどが関係していることがあります。
かゆみをともなうことがあります。
治療
ステロイド外用、ビタミンD外用をおこないます。ビタミンB内服を併用することもあります。